ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2015.4.2 20:03

きのうのいい出来事

夕方、原宿のとある建物のエレベーターの列に並んでいたら、
すぐ近くに、黒のレザーで全身まとめあげた、
ずば抜けたファッションの女の子2人組が立っていた。
原宿はもともと奇抜な人がたくさん歩いているけど、
彼女たちが抜けているのはそのファッションだけでなく、
立ち姿のカッコよさにもあった。

じろじろ見ていたら、どうも見覚えが・・・・

ああっ!!

以前ブログにちょっと書いたことのある、
女の子カップルダンサーの「AyaBambi」だった。
書いた頃は、レディ・ガガのステージに上がれそうなレベルなのに、
なんて思っていたんだけど、その後なんと、
マドンナからラブコールを受けて、イギリス最大の音楽祭典で、
マドンナ×AyaBambiのパフォーマンスが実現したのである。
目をつけた人が想像以上の規模で活躍しはじめると、
「わたしの見る目って、やっぱり確かやったわ」
と自信持つし、ますますファンになり、
たびたび彼女たちの映像をネットで見て楽しんでいた。

そ、それが、目の前におるやんっ!!!!

おずおずと「AyaBambiさんですか?」と話しかけてみると、
2人ともサングラスをはずして、笑顔でこたえてくれた。
とくにAyaさんは瞳に力があり、はっきりとオーラが見えた。
相手はまだ22歳の女の子なのに、私の目は完全にハートに
なってしまい、夢中で応援の気持ちを言葉にした。

真剣にファンなので、畏れ多くて握手してほしいとも言えず、
そのうちエレベーターが来たんだけど、
一緒に乗り込むなんてずうずうしすぎると思い、
会釈して、並んでいた列から離れ、走って逃げてしまった。
完全に、好きな先輩にバレンタインのチョコを渡した中学生
みたいになっていた。
今年38にもなるおばさんなのに!!

・・・って、こんなに一生懸命書いても、問題は、
「へえ、ダンサーねえ」みたいな感じになっちゃって、
この興奮を共有してくれる知人が自分にはいないことである。

ネット上を検索してみると、私とそう距離のない場所で、
おなじく彼女たちと遭遇したというファンの人がいて、
ちゃっかり写真を撮って投稿していた。
めっちゃ
悔しい。
全然知らない人だけど、よっぽど、コメントでも書き込んで
興奮を分かち合おうかと
迷ったほどだった。

以上、きょうのAyaBambi布教活動、おわり。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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